産休に入って2週間が経過した。
たった2週間なのに私は仕事をしていた日々をすっかり忘れ、呆けた生活を送っている。
今までは6時に起床し、娘にはトーストとブロッコリーとヨーグルトの朝食を急いで食べさせ、保育園に送って出勤。
生ぬるい職場での時短勤務とはいえ、仕事が終わった後は急いでお迎えに行き、18時に帰宅。
パパッと料理を作り、そのまま流れるように風呂に入り、19時に夕食というスケジュールで動いていた。
その間娘は割と静かに一人遊びをするか、 E テレを見るかして過ごしていた。
休みに入ってこの生活は大きく変わった。
7時に起きて、娘の大好きなチーズ入りオムレツを焼いてあげる。 気分が乗ればフレンチトーストも作れる。
娘はゆっくりご飯を食べる。
保育園には9時に行けばいいので、急かすことはあまりない。
その後は里帰り先の病院へ検診に行ったり、美容院に行ったり、会いたい人に会いにいったり。
娘と遊ぶのが楽しくて今は週3登園にしているので、意外と一人で過ごした日は多くないのだけど、谷中まで遠征してずっと食べたかった和栗やのモンブランも食べた。

お迎えは16時。まだまだ明るい。
特に急ぐこともないので、娘と手を繋いでゆっくり帰る。
家に帰ったら夕食を作る。仕事をしていた時は10分でその日のご飯を作っていたのに、今は娘に手伝ってもらったり、急いでやる術を忘れてしまったりしたので、最低2倍は時間がかかる。
娘も私に余裕ができたことをなんだか知っていて、一人遊びがへたっぴになった。
夕食作りをしていようが、ママ一緒にパズルしよう、一緒にソランちゃんと遊ぼう、などととにかく一緒に一緒にがブームである。
そんな感じで夕方を過ごし、今度はわちゃわちゃ遊びながらのんびりお風呂に入る。
そして18時過ぎに夕食だ。
以前なら帰宅後1時間でやっていたことに、丁度2時間をかけているような感じになる。
自称マルチタスクの鬼だったのに、特に時短して頑張る必要もないので、すっかりシングルタスクな人間になってしまった。
食後の時間も前より長い。
お皿を片付けて、洗濯物を済ませた後は、娘と一緒にパズルをしたり、おままごとをしたり。
だからと言ってそんな真剣に遊んでいる訳でもなくて、ただじゃれあってげらげら笑っているだけの時間も多い。
こんな過ごし方をしていると、何をしても全然頭が疲れなくて、仕事に加え、家でも同時並行でいろいろこなしていた日々は、大分負荷の多いものだったんだなと感じている。
休みに入ったらあれもしようこれもしようと思っていたのに、捻出した時間を何かに使う訳でもなく、普段より間延びさせた日常をただ楽しんでいるのだ。
仕事がある生活からの突然の解放は、穏やかで楽しいものである。
ただ、家庭100%の生活に入ってしまうと、将来への不安に苛まれそうで、戻れる場所があるからこそ安心して今の生活を堪能出来ているような気もしている。
この間ふとつぶやいたこんなツイートに意外と反響があって。
ワーママと専業主婦を好きなタイミングで行き来する人生を送りたい
— うさぎ@2歳♀ワーママおやすみ中 (@usacojapan) December 18, 2018
ワーキングマザーとしての生活は濃い反面疲れるものでもあって、この日常に疲れてしまったら休憩を取り、また戻れるような世の中になったらもっと生きやすいと思うのだ。
保育園ありの期間限定専業主婦、複数育児は始まる前というイージーモードなところからの戯言だけど、今はあと少しだけこの穏やかな日々を楽しんでいたい。